正しい人とは

2024-06-19
正しい人とは

「どんな人が天国に入れると思いますか。」こう尋ねると、「善いことをした人、正しい人です。」という答えをよく聞きます。もちろんそれが正解です。悪い人は入れず、正しい人が入るところが天国です。では、善いこと、正しいこととは何でしょうか。辞書を引いてみると、社会や対人関係において好ましい様子や、法や事実に合っていることとあります。日常生活の上では、人の気持ちを酌む人や場の空気を和ませる人、法を犯さず生活する人など、様々な基準があるでしょう。アメリカでは銃を所持することが合法なので、スーパーなどで気軽に銃を購入することができます。では、日本ではどうでしょうか。当然ながら、届出なしに所持することは銃刀法違反になります。つまり、善いこと、正しいことは、環境によって大きく変わるのです。

では、どんな人が天国に入れるのでしょうか。実は、神様は「この地に正しい人は一人もいない」とおっしゃいました。これは、私たち人間の倫理観では天国には入れないということです。それならば、私たちは、どうすれば正しい人になれるのでしょうか。どんな人が正しい人なのか、具体的に調べてみましょう。

誰が正しい人か

神様は、「この地には天国に相応しい正しい人は一人もいない」とおっしゃいました。その理由は、神様を探し求める人がいないからです。

ローマの信徒への手紙 3章10〜12節 次のように書いてあるとおりです。 「正しい者はいない。一人もいない。悟る者もなく、 神を探し求める者もいない。皆迷い、だれもかれも役に立たない者となった。 善を行う者はいない。 ただの一人もいない。

しかし、最後の裁きの日には、不正を行う者と共に、天国に入ることのできる正しい人が存在すると預言されています。

ヨハネの黙示録 22章10〜12節 また、わたしにこう言った。「この書物の預言の言葉を、秘密にしておいてはいけない。時が迫っているからである。不正を行う者には、なお不正を行わせ、汚れた者は、なお汚れるままにしておけ。正しい者には、なお正しいことを行わせ、聖なる者は、なお聖なる者とならせよ。見よ、わたしはすぐに来る。わたしは、報いを携えて来て、それぞれの行いに応じて報いる。

神様は、時、つまり最後の裁きの日が迫ったとき、秘められていた聖書の預言の言葉を明かしてくださいます。本来は正しくない、不正を行う者である私たちですが、明かされた預言の言葉を知って行えば、正しい人になることができます。ですから、私 たちが正しい人となり、天国に入るには、聖書を調べることが不可欠です。神様に正しい人と認められたロトの歴史を調べてみましょう。

正しい人ロトは御言葉を信じ行った。

神様は、悪に満ちていたソドムとゴモラを滅ぼされたとき、正しい人ロトを助け出されました。

ペトロの手紙二 2章6〜9節  また、神はソドムとゴモラの町を灰にし、滅ぼし尽くして罰し、それから後の不信心な者たちへの見せしめとなさいました。しかし神は、不道徳な者たちのみだらな言動によって悩まされていた正しい人ロトを、助け出されました。なぜなら、この正しい人は、彼らの中で生活していたとき、毎日よこしまな行為を見聞きして正しい心を痛めていたからです。主は、信仰のあつい人を試練から救い出す一方、正しくない者たちを罰し、裁きの日まで閉じ込めておくべきだと考えておられます。

ロトはなぜ、助け出されたのでしょうか。ソドムの町に住むロトのもとに、二人の旅人が現れました。彼らはソドムとゴモラの町を滅ぼすため神様に遣わされた天使たちでした。天使たちはロトに、これから起こる災いを知らせ、ソドムの町からすぐに逃げるように言いました。ロトは神様の御言葉を信じ、家族を連れて逃げるため、娘たちの嫁ぎ先で災いの預言を娘婿たちにも伝えました。しかし、彼らは冗談だと思い、信じず、町から出ることを拒みました。

創世記 19章12〜14節 二人の客はロトに言った。「ほかに、あなたの身内の人がこの町にいますか。あなたの婿や息子や娘などを皆連れてここから逃げなさい。実は、わたしたちはこの町を滅ぼしに来たのです。大きな叫びが主のもとに届いたので、主は、この町を滅ぼすためにわたしたちを遣わされたのです。」 ロトは嫁いだ娘たちの婿のところへ行き、「さあ早く、ここから逃げるのだ。主がこの町を滅ぼされるからだ」と促したが、婿たちは冗談だと思った。

その後、ツォアルの町に逃げなさいという神様の御言葉に従い、ロトはツォアルへと急ぎました。

創世記 19章15〜26節 夜が明けるころ、御使いたちはロトをせきたてて言った。「さあ早く、あなたの妻とここにいる二人の娘を連れて行きなさい。さもないと、この町に下る罰の巻き添えになって滅ぼされてしまう。」ロトはためらっていた。主は憐れんで、二人の客にロト、妻、二人の娘の手をとらせて町の外へ避難するようにされた。彼らがロトたちを町外れへ連れ出したとき、主は言われた。「命がけで逃れよ。後ろを振り返ってはいけない。 ・・・急いで逃げなさい。あなたがあの町に着くまでは、わたしは何も行わないから。」 そこで、その町はツォアル(小さい)と名付けられた。太陽が地上に昇ったとき、ロトはツォアルに着いた。主はソドムとゴモラの上に天から、主のもとから硫黄の火を降らせ、これらの町と低地一帯を、町の全住民、地の草木もろとも滅ぼした。ロトの妻は後ろを振り向いたので、塩の柱になった。

ロトがツォアルの町についた後、硫黄の火がソドムとゴモラに降り注ぎました。町は完全に滅び、ソドムとゴモラに住んでいた者の内、御言葉を信じたロトと二人の娘だけが救われたのです。

ロトの時代と今の時代

ロトが救われた出来事は、最後の裁きの日についての預言となる歴史です。

ルカによる福音書 17章28〜33節 ロトの時代にも同じようなことが起こった。人々は食べたり飲んだり、買ったり売ったり、植えたり建てたりしていたが、ロトがソドムから出て行ったその日に、火と硫黄が天から降ってきて、一人残らず滅ぼしてしまった。人の子が現れる日にも、同じことが起こる。その日には、屋上にいる者は、家の中に家財道具があっても、それを取り出そうとして下に降りてはならない。同じように、畑にいる者も帰ってはならない。… 自分の命を生かそうと努める者は、それを失い、それを失う者は、かえって保つのである。

ロトの時代、人々は食べたり飲んだり、買ったり売ったり、植えたり建てたりと、神様のことも預言の御言葉も考えず、思い思いに生活していました。そうして、預言を信じた正しい人が助け出された後に、突然滅びが訪れたのです。今の時代はロトの時代と同じだと記されています。私たちは皆、神様を忘れて、思い思いに生活をし、天国から遠く離れた存在となっていました。しかし、最後の裁きの日が近づいたこの時代に、神様は聖書のすべての秘密を明かしてくださり、善いこと、正しいことを諭されて、天国への道をひらいてくださっています。国によって銃に対する認識が異なるように、この地での正しいことと、天国に入るための正しいことは異なります。神様の明かされた秘密を調べて、行ってこそ、真の正しい人と認められ、天国に入ることができます。

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